HSPと仕事

HSPに向いている仕事「厳選5種」について給料・メリット・デメリットを解説します

HSPに向いている仕事「厳選5種」について給料・メリット・デメリットを解説します
  • 「繊細なHSPに向いている仕事ってあるの?」
  • 「HSPの特性を生かせる仕事って何だろう……」
  • 「HSPの私に合う仕事が見つからなくて、転職を繰り返している現状を何とかしたい!」

 

仕事は生活の基盤なのに、HSPの特性に合った仕事を見つけられずに転職を繰り返してしまう……不安で不安定でとてもつらいですよね。

ボク自身も正社員採用では4回転職し5つの職場、バイトも含めると10以上の職場を経験してきました。

https://hsp-empath.info/2020/07/25/profile/

 

ですが、HSPという概念を知り、自身の生きづらさと向き合い、戦略的に自分に合った仕事探し(職場探し)をすることで、安心して長く働き続けることができる仕事とめぐり合うことができました。

 

この記事ではボク自身の体験と情報収集、HSPである友人の体験談をもとに、HSPに向いている仕事について、

 

  • 仕事の内容
  • 資格取得の難易度
  • 給料の相場
  • メリットとデメリット

について解説しています。

「私がHSPであるということはよくわかった。でも、仕事が長続きしなくて困っている」というあなたにこそ、読んでいただきたいと思います。

 

この記事では資格の取得の難易度が高い物から順に紹介しています。

なぜなら、厳しい不況が続いている日本社会において、HSPが安心・安定して長く働き続けるには、資格の取得は必須であると思うからです。

 

「資格の取得が重要なことは痛感している。でも、資格を取得するための時間も経済的な余裕もないんだよ」

という方にも、老若男女問わず未経験・無資格でも働ける仕事も紹介していますので、安心してください。

 

HSPにお勧めな仕事①医療職(コメディカル)

HSPのボクがようやく巡り合えた、天職だと思っているのが医療職(作業療法士というリハビリテーション専門職)です。

HSPの特徴である「細かな変化を見逃さない観察力・患者さんの気持ちを察する共感力・事故を未然に防ぐ高いリスク管理能力」を、長所=武器として思う存分に生かすことができるからです。

 

医療職の中で作業療法士だけがHSP向きの仕事であるわけではありません。

沢山ある医療職の多くがHSP向きだと思っています。

 

医療職の中でも業界歴10年以上のボクが思う、とくにHSP向きだと思うのは、

  1. 作業療法士
  2. 理学療法士
  3. 言語聴覚士
  4. 義肢装具士
  5. 診療放射線技師
  6. 臨床検査技師
  7. 鍼灸師
  8. 臨床心理士

この8つです。

 

医療職系の「仕事の内容・資格取得の難易度・給料の相場・メリット・デメリット」については、別の記事で詳しく解説しています。

>>HSPに向いている仕事が医療職である理由を作業療法士のボクが徹底解説します

HSPに向いている仕事が医療職である理由を作業療法士のボクが徹底解説します
HSPに向いている仕事が医療職である理由を作業療法士のボクが徹底解説します作業療法士であるボクが医療職(コメディカル)として働くメリットとデメリットだけではなく、「給料」「資格の取得方法」など、医療業界について何も知らない方にもわかりやすいように解説しています。...

コチラの記事をお読みください。

 

HSPにお勧めな仕事②司書(図書館で働く専門的職員)

仕事の内容

図書館で扱う資料の選別や目録の作成、利用者への貸し出しや資料の案内を主に行います。

図書館によっては本を紹介するイベントの企画や、テーマに沿った本を紹介する展示コーナーの設置なども行います。

静かで落ち着いた環境で働くことができます。

 

資格取得の難易度

司書として働くには国家資格である「図書館司書資格」が必要です。

図書館司書資格を取得するためには、大学で指定の科目を履修する必要があります。

高卒や既卒の方には「司書補」として3年以上の実務経験を積んで、司書になるというルートもあります。

 

通信大学で司書の資格を取得という方法もあるので、本が大好きで、本に囲まれて仕事をすることに至福を感じることができるHSPの方ならば、目指してみる価値はあると思います。

 

ちなみに、「HSPにお勧めな仕事④ビルメンテナンス業」で紹介しているKさんのお父さんは、一般企業の仕事が合わず50代で退職し、その後司書の資格を取得して働かれています。

 

給料

平均月収:15~18万円
平均年収:300万円前後

 

HSPが司書として働く「メリット」

  • 大好きな本に関わって仕事ができる
  • 一人で黙々と作業をする仕事が多い
  • 静かで大人しい職員が多い
  • 安定して働くことができる

本好きのHSPの方にとってはまさに天職と言えるのが、司書の仕事ではないでしょうか。

 

静かな環境で一人黙々と集中して取り組む仕事が多いのも、内向型のHSPの方にとっては非常に大きな魅力でしょう。

また、公立図書館で働く場合は司書の立場は公務員となるため、一般企業のようなリストラのリスクが少なく、安定して働き続けることができます。

 

HSPが司書として働く「デメリット」

  • 給料が安い
  • 正社員採用の求人が少ない
  • 意外と接客業務が多い

HSPの方が司書として働くことで最も大きなデメリットが給料の安さでしょう。

 

実家暮らしならばそれなりの生活はできますが一人暮らしは厳しいでしょう。

なんらかの副業をすれば一人暮らしも可能かもしれませんが、HSPの方には仕事のストレスが大きくなりすぎてしまうので注意が必要です。

 

図書館の数が限られているだけに正社員採用の求人が少ないので、「正社員枠の空き待ち」をしなくてはならないという覚悟も必要となります。

資料を探している方を案内したり、本やDVDの返却時の対面作業などの接客時間も多いので、「意外と人と関わることが多い」と思われてしまうかもしれません。

ですが、一般的なサービス業に比べれば、人と関わる煩雑さは少ないと言っていいでしょう。

  • 一般企業での仕事が辛くて仕方がない。
  • 会社を辞めたけれど次の選択肢を迷っている。
  • 実家暮らしなので給料が少なくてとりあえずは大丈夫。
  • 正社員ではなくても何とか働いて稼ぎたい。

という状況のHSPの方には、「自信喪失で引きこもり」「無職という厳しい状況」追い込まれずに済む選択肢の一つとして、「司書」という働き方もあることを覚えておいてほしいと思います。

正社員でなくても働いて、少しでも稼いで、お金を貯めることで開ける道もありますから

 

>>通信大学で「司書」の資格が取得可能なある一つの方法⇒【⼋洲学園⼤学】

 

HSPにお勧めな仕事③学芸員(博物館で働く専門的職員)

仕事の内容

博物館において美術品や古文書といった文化財、生物・鉱物といった自然科学の資料を収集・保管し、それらを活用した展示の企画や運営を行うのが主な仕事となります。

資料を収集・保管すべきかの判断や貸出業務なども行います。

また、展示だけではなく、イベントやワークショップの企画・運営、出版物の執筆などを通じて教育普及に向けた活動を行ったりもします。

 

資格取得の難易度

学芸員の資格を取得するのには、

  1. 大学で学芸員資格に必要な科目の単位を修得する。
  2. 学芸員補として3年以上勤務する。
  3. 学芸員資格 試験認定に合格する。
  4. 学芸員資格 審査認定に合格する。

という4つの方法があります。

それぞれの詳しい方法は割愛させていただきます。

 

ただ、「大学を出ていない」「もうすでに社会人」という方でも、学芸員になる方法があります。

その方法とは、通信制の大学で学ぶ方法です。

文化庁指定の科目を履修できる大学であれば、通信課程でも問題なく学芸員の資格修得は可能です。

 

給料

平均月収:15~20万円
平均年収:250~400万円

HSPが学芸員として働く「メリット」

  • 美術品や生物、鉱物に造詣が深い方はその才能を思う存分生かせる
  • 静かな環境で黙々と仕事に集中できる
  • 他社との競争がない
  • 仕事のノルマなどに忙殺されることがない

学芸員はいわゆる研究職です。

美術品や生物、鉱物に造詣が深いHSPの方は、静かな環境で黙々と仕事に集中できる環境で才能を思う存分生かせる仕事でしょう。

 

HSPが学芸員として働く「デメリット」

  • 正社員採用が非常に少ない
  • 給料が安い

学芸員は繊細で感性豊かなHSPの方に非常に向いている仕事だと思うのですが、絶対に知っておかなくてはならない注意点があります。

 

それが、「非常に少ない正社員採用枠」と「安い給料」です。

定期的な正社員採用があるわけではなく、欠員が出たら募集というレベルなのです。

また、どうしても高度な知識を求められるため、同じ学芸員の資格取得者でも、大学院卒の方のほうが就職に有利な傾向があります。

 

正社員採用の狭き門を何とか潜ることができたとしても、給料は満足いくレベルではありません。

どうしても学芸員として働きたいと思われる場合は、他の仕事をしながら正社員採用のチャンスを虎視眈々と狙うという意識で行くのがよいのではないかと思います。

 

HSPにお勧めな仕事④ビルメンテナンス業

転職を7回繰り返してきた、繊細で優しいHSPの友人Kさん(40代後半:男性)がたどり着いた仕事がビルメンテナンス(ビルメン)の仕事です。

この項目はKさんに語っていただいた内容をまとめています。

 

ちなみにKさんの職歴は、

  1. コンビニエンスストアの定員
  2. コンビニのルート配送
  3. 介護職(3つの施設)
  4. 警備員(2つの会社)
  5. ビル管理会社(ビルメンテナンス業)

という5つの仕事を経験されています。

現在のビル管理会社には勤続8年目です。

 

仕事の内容

大型商業施設・オフィスビル・ホテル・病院などの規模の大きな建物で、設備の管理・メンテナンスを行います。

具体的な仕事内容は、電気設備・空調設備・ボイラー設備などの管理や保守点検や修理です。

 

といってもビルメンでは対応しきれない設備の修理などもあるため、そのような場合は専門業者の手配などをおこないます。

なので、ビルメンが設備の全責任を負わなくてはならないということはありません。

 

勤務体系は基本シフト勤務で、夜勤(宿直:24時間勤務)があると考えてください。

といっても介護職の夜勤のように激務ではありません

仮眠の時間は6時間(介護士の夜勤は仮眠時間は1~2時間でした)ありますが、だいたい3~5時間ぐらい眠れる感じです。

 

日勤のみの職場もありますが多くはありません。

夜勤手当で稼ぐという部分も大きいので、介護士時代と比べると夜勤(宿直)が苦痛と感じることはあまりありません。

 

資格取得の難易度

ビルメンテナンス業として持っておくべき資格4点セットというものがあります。

  1. 第二電気工事士
  2. 2級ボイラー技士
  3. 危険物取扱者乙種4類
  4. 第三種冷凍機械責任者

この4つです。

 

どの資格も受験資格はありませんので、だれでも独学で勉強できますし受験することができます

合格率はそれぞれの資格によって30~70%とムラがありますが、一般的な高校生でも合格できるレベルの難易度ですから、普通に勉強すれば取得できるので安心してください。

 

ビルメンテナンス関係の資格は独学で取得するという方法以外に、職業訓練校に通って取得するという方法もあります。

 

職業訓練校に通って資格を取得することには、3つのメリットがあります。

  1. 授業を受けながら学ぶことができる。
  2. 勉強する環境が整っている。
  3. 失業保険の給付日数を延長できる(自己都合退職の場合、失業保険の給付期間は3ヵ月ですが、職業訓練校のビル管理科に通う6ヶ月間は失業保険が延長されて給付されるのです)。

というものです。

 

  • 「すぐに仕事を辞めたい」
  • 「すでに仕事を辞めてしまっている」

という方には失業保険をもらいながら、ビルメンテナンスとして働くのに必要な資格を取得するという方法もあるのだということを知っておいてください。

 

ただし、職業訓練校の応募は期間が決まっているので、ハローワークで尋ねるか、お住まいの地域の職業訓練校についてネットで調べるかを必ずしてください。

 

「のんびりとしてられないんだよ……すぐに働かないといけないんだよ……」

という方の場合は、給料は安くなってしまいますが、ビルメンとして働きながら資格を取得するという方法もあります。

 

多くはありませんが、ビルメン業界は人手不足なので、無資格・未経験でも求人を募集しているところもあります。

 

とりあえず働きながら資格を取得してしまって、待遇のいいビル管理会社に転職をするという方法もありかもしれません。

 

給料

平均月収:20~25万円
平均年収:250~350万円

決して高くはありませんが、贅沢をしなければ生活していくことは十分にできます。

ちなみに私(Kさん)は勤続8年目+資格を7つ取得で、月給:約27万円、年収:約400万円です。

 

ビルメンの宿直は勤務地や日によって暇な時間が多いため、その時間に資格の勉強ができますし、ネットで副業をしている人もいます。

ビルメン+副業で月収40万円以上稼いでいる人もいるので、副業=複業という考え方もありかもしれません。

 

HSPがビルメンとして働く「メリット」

  • 安定して働ける業界である
  • 仕事のストレスが少ない
  • 人間関係が面倒くさくない
  • 休みが多い
  • 転職がしやすい

私は内向的な性格で口下手な、人間関係にとても敏感なHSPです。

 

そのHSPの私が、今までで一番安心して働き続けることができているのが、ビルメン業界です。

その具体的な理由が、上記で上げたHSPがビルメンとして働くメリットです。

 

ビルが無くなることはありませんし、人手不足の業界ですので、安定して働き続けることができます。

仕事で他者と競争することもありませんし、神経を張り詰めてするような業務内容ではないので、仕事のストレスは少ないです。

 

業務を行う上で社会人として基本的なコミュニケーション能力は必要ですが、高いトークスキルなどは必要ありません。

面倒な人間関係を好まない人が集まる業種ですので、人間関係が複雑ではありません。

 

また、勤務地によっては年間休日数120日という、一年の1/3が休みな職場もあるので、疲れが溜まってヘトヘトになることもありません。

資格をコツコツと取得していく必要がありますが、資格を持っていれば転職しやすくなるというメリットにもなります。

 

私はビルメンテナンス業(ビルメン)という仕事は、内向的で静かな人間関係を好むHSPの方にピッタリな仕事であると思っています。

 

HSPがビルメンとして働く「デメリット」

  • 夜勤がある
  • 変わっている人がいる可能性がある
  • 汚い仕事をすることもある

 

HSPにとって夜勤は心身ともに大きな負担となります。

ですがビルメンテナンスの夜勤は介護士や看護師の方々のような激務ではないので、夜勤時の負担もそれほど大きくはありません。

ただ夜起きていることが苦手なHSPの方や、生活のリズムに非常に敏感なHSPの方は、夜勤はやめておいたほうがいいかもしれません。

 

数ある仕事の中からビルメンを探し出してきた方の中には、「できるだけ人と関わらずに、静かに働きたい」という思いが強い方がいることも事実です。

なので、「愛想がわるい」「ぶっきらぼう」という感じを人に与えてしまう方もいます。

ですが他者に対して攻撃的なわけではないので、私はあまり気にしないようにしています。

 

ビルメンの仕事の中に、トイレや排水管の詰まりを直すといういう業務が含まれていることもあるので、たまにですが汚れる仕事をしなくてはならないということもあります。

潔癖症の方はつらいかもしれません。

 

HSPにお勧めな仕事⑤倉庫作業(検品・ピッキングなど)

倉庫作業の仕事はボクが大学生の時に、約1年間アルバイトで働いた経験があります。

広い倉庫の中で黙々と作業を行うため、人間関係に煩わされることはほとんどありませんでした。

 

対面サービス業のようにトーク力を必要とされることがないので、仕事中は最小限の会話で済ますことができるのです。

会話が苦手な内向的型HSP向きの仕事であると言っていいでしょう。

 

職場によっては力仕事メインになってしまう事があるため、「倉庫内でどんな作業をするのか?」という、仕事内容は必ず確認することが重要です。

 

仕事の内容

倉庫作業の主な仕事は、

  1. 荷下ろし作業
  2. 検品作業
  3. 搬入作業
  4. ピッキング作業(必要な物品を集める作業)
  5. 仕分け作業
  6. 集積確認作業
  7. 包装作業
  8. ラベル貼り作業
  9. トラックなどへの積み込み作業

この9種類になります。

 

ボクが行っていたのは「荷下ろし・ピッキング・仕分け」作業でした。

荷下ろし作業は体力的にきつかったですが、他の作業は身体にこたえるものではありませんでした。

広い倉庫内を歩き回りながら黙々と作業を行い、気が付くと時間が過ぎていたという感じです。

 

友人のT君(内向型HSPと思われます)は1年前に会社員を辞め、現在はWebライター+倉庫内作業のダブルワークで生活(月収:20万円前後)しています。

倉庫内作業というと男性メインの職場だと思われがちですが、最近ではピッキング・仕分け・ラベル貼り作業の現場は、女性のほうが多いぐらいだそうです。

 

  • 「トークスキルを必要としない仕事がしたい」
  • 「人間関係に煩わされずに働きたい」

と思われる方は、仕事選びの選択肢の一つとすることをお勧めします。

 

資格取得の難易度

資格は必要ありません。

男女問わず働くことができます。

20~60代まで、はば広い年齢層の求人があります。

 

給料

平均月収:18~25万円
平均年収:280~330万円

倉庫内作業の仕事は非正規(派遣・パート・アルバイト)の求人がメインです。

パート・アルバイトの時給:1,000円前後、派遣の時給:1,200円前後が相場です。

正社員の求人もありますが、少ないのが現状です。

 

HSPが倉庫内作業員として働く「メリット」

  • 一人で黙々と仕事を行える
  • 仕事のストレスが少ない
  • 求人が多い

トークスキルを必要とする仕事や人間関係が煩雑な仕事が苦手な、内向的なHSPの方むけの仕事であることは間違いないでしょう。

 

上記の内向型HSPとおもわれるT君は、「仕事の人間関係で疲れ果てる生活はもうしたくない」という理由から、ダブルワークの一つとして倉庫内作業の仕事を選びました。

転職後のT君は以前よりも明らかに表情が明るくなりました。

求人数も多く転職もしやすいというメリットがあるのも強みと言えるでしょう。

 

HSPが倉庫内作業員として働く「デメリット」

  • 正社員の求人が少ない
  • スキルや資格取得にはつながりにくい

 

倉庫内作業の仕事は内向型HSP向きの仕事であるとは思うのですが、残念ながら正社員採用の求人は少ないです。

基本、非正規で働くと考えておいたほうがいいでしょう。

 

なので不安定さというリスクがあることは必ず理解しておいてください。

また、長年勤めても特殊なスキルや資格取得にも結び付きにくいです。

生活のための仕事と割り切る必要があります。

 

倉庫内作業員の仕事は、ピッキングという形で求人していることが多いです。

男女比は5:5ぐらいなので、女性でも安心して働くことができます。

 

ただ正社員採用よりも、派遣・契約社員・パート・アルバイトといった非正規雇用での求人が多いのが現状です。

求人数は多いので、「とりあえず働いて稼がなくてはならない」「無職生活から社会復帰のための足掛かりにしたい」という方向けの働き方の一つであるとも言えます。

 

HSPの気質に合わない仕事・人間関係で、疲れ果てる毎日に苦しんでいるならば、倉庫内作業の仕事は無資格・未経験でも働くことができますので、働き方の一つとして知っておいて損はないといえるでしょう。

 

まとめ:HSPの仕事選びは情報収集が第一

HSP向きの仕事として、

  1. 医療職
  2. 司書
  3. 学芸員
  4. ビルメンテナンス業
  5. 倉庫内作業

の5つを紹介しました。

 

紹介した順番は資格取得の難しい順です。

ボクはHSPが安定して働き続けるためには、資格の取得は非常に重要だと思っています。

資格の取得は大変ではありますが、取得してしまえば求人も多く、転職しやすく、安定して働き続けることも可能だからです。

 

ですが一押しの医療職関連の資格は学費が数百万はかかりますし、数年間は通学しなくてはなりませんし、勉強量もとても多いです。

HSPに向いている仕事が医療職である理由を作業療法士のボクが徹底解説します
HSPに向いている仕事が医療職である理由を作業療法士のボクが徹底解説します作業療法士であるボクが医療職(コメディカル)として働くメリットとデメリットだけではなく、「給料」「資格の取得方法」など、医療業界について何も知らない方にもわかりやすいように解説しています。...

 

なので、20~30代のかた向けだといえるでしょう(ちなみにボクは30代前半で作業療法学科の専門学校夜間部に通学をはじめました。学費と生活費は奨学金+昼間介護職として働くことで何とかしました)。

https://hsp-empath.info/2020/07/25/profile/

 

 

正直にいって、誰にでもお勧めできる方法ではありません。

 

なので、ビルメンテナンス業や倉庫内作業員として収入を得る方法もご紹介しました。

ビルメンテナンス業や倉庫内作業員として働きながらお金をためて、資格の取得を目指す方法もいいでしょう。

 

HSPにとって仕事選びは非HSPよりも重要です。

なのでHSPの仕事選びには情報収集がめちゃくちゃ重要になるのです。

  • どんな仕事内容なのか?
  • どのようなタイプの人が多いのか?
  • 人間関係の濃さはどうなのか?
  • 休日はキチンととれるのか?
  • 残業時間は多いのか?少ないのか?

 

などなど、実際に働いてみなくてはわからない部分も多いですが、大枠は事前の情報収集で知ることも可能です。

 

社会人HSPにとって仕事選びは幸福度に直結します。

くれぐれも「忙殺される・気性の激しい人が多い・人間関係が濃い・高いトークスキルが求められる」というような、HSPの特性に合わない仕事は選ばないようにしてください。

 

そして、転職は決して悪いことではないことを理解してください。

転職は逃げだと思っている方はそれでも構いません。

 

なぜなら、逃げることって、自分に合わない環境を変えることって、HSPにとっては刺激が多すぎる現代社会において、自分自身を守るためにめちゃくちゃ大切なことだからです。

 

マジメで責任感の強いHSPのあなた。

自分を追い詰めるのはもうやめてください。

 

ちょっとだけ肩の力を抜いて、他の考え方も受け入れてみてください。

転職で天職に巡り合える可能性だって十分にあるのですから