米津玄師さんが素晴らしいアーティーストで、「lemon」が名曲であることはいまさら解説する必要はないでしょう。
このコラムを読まれているHSPの方は、米津玄師さんのファンなのではないでしょうか。
そのあなたにお聞きしたいのですが、米津玄師さんの紅白出場時の動画をみて、涙が溢れる方はいらっしゃいますか?
疲れていて情緒が不安定だからとかいう理由ではなく、ボクはある理由があって「紅白」動画を見るたびに涙が溢れます。
米津玄師「lemon」を踊るダンサー菅原小春さん・振付をした辻本知彦さんの表現力がもの凄い!
その理由とは、歌の途中から出てくるダンサー菅原小春さんの表現力(辻本知彦さんの振付)が圧倒的で、ボクの胸に突き刺さるからです。
菅原小春さんにはlemon間奏中の出演時から心を鷲掴みにされます。
画面左下から両手を万歳した状態で手を振りながら、慌てふためいたような小走りで登場。
「ん?なになに?」と思っていると、振り返り丁寧に一礼。
で、そこからの怒涛の表現力が凄いのです。
言葉ではうまく説明できないのですが、「この歌詞をこんな風にダンスで表現するのか!?」と圧倒されっぱなしなのです。
そして感動の絶頂を迎えるのが、歌詞「わたしの知らない横顔で~」というところで前方に必死の形相で突進してきて、「どこかであなたが今 わたしと同じ様な~」という歌詞に合わせて、感情が炸裂したような表現を全身を使って躍動感全開でされるのです。
このシーンは何十回観ても涙が溢れます。
「何だかわからないけど、わかる!凄いよ!!」と感情が揺さぶられ、涙が溢れるのです。
HSPでも心の琴線に触れる物事は人それぞれ異なる
しかし、友人や職場の同僚の方にこの話をしても、「まぁ、美術館という素敵なロケーションだとは思うけど……泣きはしないなぁ」という感想がほとんどです。
「わかる!私も泣いた!」という人はいません。
おそらくHSPと思われる友人(人間関係にとても気を遣う・場の空気を常に読む・味覚がとても敏感・気候の変化がすぐに体調に現れるなど)がいるのですが、この話をしても「言いたいことはわかるけど、涙が出ることはないなぁ」と言われてしまいました。
HSPだとしても心の琴線に触れるモノは人それぞれ違うので、共感してもらえなくても仕方がないんですよね。
ただボクの場合は米津玄師さんの「lemon」という名曲の歌詞・歌唱力×ダンサー菅原小春さんの表現力・辻本知彦さんの振付=もの凄い感動としてボクの心を縦横無尽に揺さぶるのです。
なので、米津玄師さんの「lemon」の紅白動画で見て涙が溢れる方がいたら、それはあなただけではないので安心してください(笑)