HSPと生活・暮らし

HSPという敏感な気質の方にこそ知ってほしい幸福感を大切にする「ヒュッゲ」(HYGGE)な暮らしとは?

 

「毎日刺激が多すぎる生活で疲れる……」

「敏感なHSP気質に合ったライフスタイルってあるのかな……」

「生きづらいHSPだけれど幸せな人生を送りたい!」

 

情報過多で刺激が多すぎる現代社会。

敏感なHSPはそんな社会生活に流されていては、疲れ果ててしまいます。

 

「でも、どうやって生きればいいのかわからない……」

そう思われているあなたに知ってほしいのが、世界トップクラスの幸福度を誇るデンマーク人が実践している「ヒュッゲ」な暮らしなのです。

 

ボク自身もヒュッゲについて知ったばかりなので、偉そうなことは言えませんが、「これは敏感な気質であるHSPにピッタリじゃないか!」と思ったため、ぜひ情報を共有したいと思ったのです。

 

この記事ではヒュッゲ的な暮らしがいかにHSPと相性がいいかについて、ボク自身の体験をもとに分かりやすく解説しています。

ヒュッゲな暮らしを知ることで、敏感で刺激に圧倒されてしまいやすいHSPのあなたの暮らしが、少しでも楽になることを願います。

 

ヒュッゲ(HYGGE)とは?

 

ヒュッゲとはデンマーク語で「居心地がいい空間」「楽しい時間」などという、時間の過ごし方や気持ちのもち方を表す言葉です。

 

北欧に位置するデンマークの一般的なイメージとしては、

  • 夜が長い(日照時間が短い)
  • 寒い(冬が長い)
  • 税金が高い(消費税25%)

というネガティブな部分が大きいと思います。

ですが、デンマーク人は幸福度が非常に高いのです。

 

世界幸福度ランキングでは2013年・2014年・2016年はデンマークが1位を取っています(2020年は1位はフンランドでデンマークは2位。ちなみに日本は62位)。

 

一見住みにくい国に思えるデンマークですが、なぜ幸福度が高いのでしょうか?

その理由は暮らしの中に「ヒュッゲ」を取り入れているからなのです。

 

デンマーク人が幸せに生きるために大切にしている「ヒュッゲ」を生活の中に取り入れることによって、HSPのあなたが少しでも楽に、自分らしく、自然体で、安定して生きるヒントになれば幸いです。

 

ちなみに2017年には『ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方』という本が発売され、ベストセラーにもなっています。

 

ヒュッゲな暮らしを大切にするデンマークは幸福度がとても高い

ヒュッゲな暮らしを大切にするデンマークは幸福度がとても高い

 

上にも書いたように、デンマークは世界幸福度ランキングでは何度も1位を取っています。

2020年は1位の座をフィンランドに譲ってしまいましたが、それでもデンマークは2位でした。

ちなみに日本は対象153ヶ国中62位です(G7:主要先進国の中では最下位です)。

 

デンマークは日本では考えられないような世界一の高い税率、

  • 消費税:25%
  • 所得税:52.05%
  • 自動車税:150%

なのになぜ国民からの不満が爆発しないどころか、幸福度が高いのでしょうか?

それは、これまた日本では考えられないような社会保障制度が充実しているからです。

 

たとえば、

  • 医療費が無料(海外でも無料)
  • 介護サービスが24時間無料
  • すべての国民が基礎年金約20万円/月を受給できる
  • 教育は大学院まで無料
  • 産休・育休が合計1年間取得できる

などなど、日本では夢のようなことが実現されているのです。

 

この充実した社会保障制度+「ヒュッゲ」な暮らしを実行することで、デンマーク人は高い幸福度を得ることができているのです。

 

幸福度が世界トップクラスに高いデンマーク人が実践しているヒュッゲな暮らしとは?

幸福度が世界トップクラスに高いデンマーク人が実践しているヒュッゲな暮らしとは?

 

日本は物質的にめぐまれ一見幸せそうですが、幸福度が世界62位、G7では一番幸福度が低いという現実。

敏感なHSPが生きにくいと感じてしまうのは当然のことだと思います。

 

しかし、状況を嘆いているだけでは何も変わりません。

これからご紹介するヒュッゲな暮らし方を生きるヒントにすることで、HSPのあなたの生活が少しづつ安定して豊かなものになるかもしれません。

 

家族や友達との時間を大切にする

家族や友達との時間を大切にする

 

デンマーク人は仕事よりも家族や友人と過ごす時間を大切にします。

  • 家族と一緒に食卓を囲み、だんらんを楽しむ。
  • 親しい友人を家に招いてパーティーを楽しむ。

このように、大切な人とのつながりを人生の重点としているのです。

 

「え!?家族団らんはわかるけど、ホームパーティーは疲れちゃうからいやだな……」

と、HSPのあなたは思ってしまいますよね?

ボクもそう思いました(笑)

 

ですが、ホームパーティーといってもテレビや映画で見るような、

  • カクテルドレスなどおしゃれな服を着る
  • 部屋を華々しく飾りつけをする
  • 普段食べないようなインスタ映えする料理を作る・買ってくる

などという、特別なことをする必要なまったくありません。

 

HSPのあなたが疲れてしまわない少ない人数、気の置けない本当に親しい友人だけを招いて、鍋パーティーやたこ焼きパーティーなどを、普段着でおこなえばいいのです。

 

無理して着飾って大げさな笑顔を作って写真を撮って、Instagramにアップする必要なんてまったくないのです。

 

しかも、毎月開催する必要なんてありません。

年に数回、1~2回でもいいですから、お家でHSPのあなたが大切にしているものなどを一緒に見ながら、ゆったりと楽しむ時間を共有できればいいのです。

 

「でも……親しい友人といえども、家に呼ぶのには抵抗がある……」

という場合は、決して無理をする必要はありません。

お気に入りのカフェや隠れ家的な居酒屋で大切な家族や友人、恋人との時間を楽しめばいいのですから。

 

あと、これはボクの個人的な意見なのですが、一人で好きなことをする時間、一人で何もしない時間を過ごすことも、HSPにとってはとても満たされた、贅沢な時間=ヒュッゲな暮らし方なのだと思います。

 

仕事に忙殺され、心も体も疲れ果て、大切な家族・恋人・友人と過ごす時間、HSPにとっては絶対的に必要な「一人でのんびり静かに過ごす時間」を犠牲にしてしまってはいませんか?

 

仕事はなるべく定時で終わらせる(ワーク・ライフ・バランス)

仕事はなるべく定時で終わらせる(ライフ・ワーク・バランス)

 

デンマーク人は家族と過ごす時間をとても大切にします。

なので残業は極力せず、仕事をできるだけ定時に終わらせて帰宅し、大切な家族と過ごすワーク・ライフ・バランス=仕事と生活の調和をとても大切にしているのです。

 

ちなみに、デンマーク人の一週間の平均労働時間は33時間です(法定労働時間は37時間)。

つまり、33時間/週÷週5勤務=6.6時間/日ということになります(正社員で一日6.6時間勤務……日本では考えられませんよね)。

 

デンマーク人の労働時間は日本人の8割程度ですが、労働生産性は約1.5倍という結果が出ています(OECD:経済開発協力機構のデータに基づく)。

 

デンマーク人はワーク・ライフ・バランス=仕事と生活の調和をとても大切にしているため、仕事を定時に終わらせるために集中して働き、だらだらと残業をすることを嫌っているのです。

 

長い時間働けばいいというわけではないことは、日本で働くほとんどの人が本当はわかっているのではないでしょうか。

ですが、周りに合わせる、他人の目があるため、なかなかそれができないというのが現状なのではないのでしょうか。

 

HSPは職場などの大勢の人が集まる「場」では、五感への刺激が過多になるため、どうしても疲れてしまいます。

  • 「定時に上がってはやく家に帰りたい!」
  • 「安心できる家族や恋人とのんびり過ごしたい!」
  • 「一秒でも早く帰って一人で静かな時を過ごしたい!」

と切望しながら、仕事をしている人も多いのではないでしょうか。

 

ワーク・ライフ・バランス=仕事と生活の調和を乱されすぎてしまう職場で働き続けること。

我慢に我慢を重ねて、心と体の健康を崩してまで、働き続ける必要は本当にあるのでしょうか?

 

一度きりの人生。

HSPのあなたにとって働きやすい仕事、職場ってなんなのかを、じっくりと考えてみる必要があるのではないのでしょうか。

 

自然の中で過ごす時間を大切にする

自然の中で過ごす時間を大切にする

 

デンマークは暗く寒い冬の期間が長いため、短い期間ではありますが夏は外で自然に触れ合う生活を楽しみます。

とくに夏至の期間は日照時間が長い(3時~23時まで明るい!)ため、太陽の光と自然を謳歌するために外に出るのです。

 

公園や川辺、森の中に出向き、日光浴・バーベキュー・キャンプなどを楽しむのです。

日本での登山・キャンプブームは、HSPだけではなく非HSPも生活の中に「自然が足りない……」という心の渇望感の表れなのではないでしょうか。

 

また、デンマークは自動車税が150%と高いため、自転車の利用率がとても高いです。

具体的には、

  • デンマーク人の10人中9人が自転車を保有
  • 一日平均1.6㎞自転車に乗る(首都コペンハーゲンでは3㎞)
  • 寒い冬でも75%のデンマーク人が自転車を利用
  • 自転車に乗る用途:余暇(37%)・通勤(34%)

このような感じなので「自転車大国」とも呼ばれています。

 

余暇・通勤に自転車を使うことでも、太陽の光・風の流れを感じ、自然と触れ合う機会を得ているのです。

 

刺激に敏感なHSPは通勤・通学の満員電車に乗るだけで疲れてしまいます。

なので可能な距離ならば、自転車通勤がオススメといえるでしょう。

 

余分な刺激を避けられるだけではなく、自然に触れ合うことでリフレッシュができ、運動不足解消・健康管理にも大いに役立ちますからね。

 

ちなみにボクは片道15分ほどの自転車通勤をしています。

心と体を整えるのに少なからず役立っています。

 

余談になりますがロードバイクを持っていて、休日には30~50㎞ぐらいサイクリングをすることがあります。

ロードバイク・ビアンキ

 

正直、出掛ける前は、「なんだか気持ちがのらないな……(家の中でジッとしていたい)」「疲れることはしたくないな……」ということもあります(汗)

ですが、思い切って出かけると……あら不思議!「気分爽快!!」「まじリフレッシュ!!」「次はどこに行こうかな!?」と、気持ちが晴れ晴れとするのです。

 

武蔵五日市駅周辺

 

わざわざロードバイクを購入する必要はありませんが、ママチャリで近くの公園や川などにサイクリングに出掛けるだけでも自然の中からパワーを得ることができますし、心身のリフレッシュができるのでオススメですよ!

 

物を大切にする・ミニマムに暮らす

物を大切にする・ミニマムに暮らす

 

デンマーク人の多くは余計なものを持たず、生活するうえで必要最低限の物だけを持ち、その限られたものを長期間大切に扱います。

そのことによって余計な出費を抑え、人生を豊かにするために必要なものにお金を使えるようにすることにもつながるのです。

 

また、デンマーク人は長い冬の期間に家の中で過ごす時間が多いことから、椅子を大切にします。

椅子の購入時には1時間以上も座って、慎重に選ぶことも普通だそうです。

それだけじっくり選んだ椅子ならば当然愛着がわきますし、大切に扱おうと思いますよね。

 

これはボク個人の意見なのかもしれませんが、HSPは刺激の多い現代社会ではストレスを溜め込みやすいため、その反動で浪費をしてしまいがちなのではないでしょうか?

  • 「今日は仕事で疲れたから自炊はやめて、お弁当買っちゃおう……」
  • 「今月は仕事が大変だったかから、ご褒美に欲しかった服を買っちゃおう!」
  • 「ストレス溜まったから、今度の休みはホテルバイキングでおなか一杯食べちゃおう!」

……どうでしょうか?

 

人生を楽しむためにお金を使うことは、決して悪いことではありません。

しかし、それって程度問題なんですよね……。

 

HSPの方でも己を律し、欲望に流されず、節約・節制をおこなえている方は本当に尊敬します。

ボクは「HSPだから、ストレスが溜まりやすいから」を言い訳にして、欲しいものを買ってしまう浪費癖を直さなくてはいけないと、日々努力の毎日です(汗)

 

心と体に優しい空間づくりを心掛ける

心と体に優しい空間づくりを心掛ける

 

デンマークでは心と体に優しい空間づくり=ヒュッゲな暮らしをするうえで代表的なアイテムとして、キャンドルがあります。

デンマーク人は昼夜問わずキャンドルを灯す習慣があるのです。

 

日本ではキャンドルを灯すといったら、誕生日ケーキぐらいですよね(ロウソクは停電の時か仏壇に線香をあげるときに灯しますが)。

ちなみにキャンドルの消費量世界一の国がデンマークです。

 

デンマークは冬が長いため、その期間を快適に過ごす、温かい雰囲気を演出するアイテムとして、キャンドルがもちいられていたのです。

 

またキャンドルは温かさを演出するだけではなく、不規則に揺らぐキャンドルの炎が「1/fゆらぎ」というリラックス・癒し効果があるのです。

(「1/fゆらぎ」は水の流れる音や小鳥のさえずりなどにもみられ、そのリラックス効果は科学的に実証されているものです)。

 

ボクは以前はストレスフルの生活で疲れて帰宅すると、アルコールを飲むことで緊張をほぐしてしました

しかしこの方法は非常に心と体に悪い。

 

飲酒後に一時的に緊張はほぐれますが、脳は興奮状態になるため睡眠の質が著しく低下します。

そのため、寝ても疲れが取れない⇒刺激に敏感・不安に陥りやすくなる⇒さらにストレスを溜め込みやすくなるという泥沼悪循環に陥ってしまうのです。

 

しかし最近のボクは平日の飲酒はやめ、そのかわりに暗く静かな部屋の中でキャンドルを灯してぼんやりと眺める&マインドフルネスをおこなうことによって緊張をほぐし、睡眠の質を高め、ストレスから身を守る生活にシフトしています。

睡眠障害に悩むHSPにこそ知ってほしいマインドフルネスという最高の脳の休息方法
睡眠問題に悩むHSPにこそ知ってほしいマインドフルネスという最高の脳の休息方法些細な刺激にも敏感なため毎日クタクタに疲れてしまうHSPには、睡眠問題に悩む方も多いと思います。そんなHSPのあなたにこそ知ってほしいのが、最高の脳の休息方法マインドフルネスなのです。...

 

心地よい刺激にも敏感なHSPにとって、キャンドルの炎の「1/fゆらぎ」の癒し効果は想像以上ですので、ぜひ試していただきたいと思います。

キャンドルはダイソーやキャン★ドゥで売っているもので全然OKです。

 

ただもう一段上の、上質な癒しの香りも楽しみたい方は、ボクが使っているココドールのキャンドルがオススメですよ。

 

手作りの物のあたたかみを大切にする

手作りの物のあたたかみを大切にする

 

デンマークは冬が長いため、必然的に家の中で過ごす時間が長くなります。

その時間を活かし、セーターやマフラーを編んだり、鞄や小物入れを作ったりします。

 

また、絵を描いたりぬいぐるみを作って作品として飾ったりもします。

その手作りの物・作品が、人の心の通った温かみを宿す空間づくり=ヒュッゲな暮らしになるのです。

 

ただHSPの人の中には「部屋の中に絵画や人形などを飾ったりすると、ごちゃごちゃして嫌だ」(刺激が多くなるからいやだ)という方もいらっしゃるでしょう。

そのような方は無理に飾る必要はありません。

 

HSPのあなたがとても大切にしている、それがあると癒される・安心するもの一つだけを、部屋に置いておく。

それもとてもシンプルでセンスがいいヒュッゲだと思います。

 

今あるものに幸せを感じ感謝する

今あるものに幸せを感じ感謝する

 

デンマーク人は今あることの中に幸せを見つけ、感謝する能力に長けている人が多いのです。

それは、寒くて暗く長い冬を家の中でいかに楽しく過ごすか?ということを考える中で養われた能力なのでしょう。

 

「今あること、現状の物事の中にある幸せを見つけ感謝する」。

そのことがヒュッゲな暮らしにつながるのです。

 

われわれ日本人は適度に過ごしやすい気候に恵まれ、物質的・サービス的に潤沢な社会で過ごしています。

 

日々過剰に垂れ流される情報に洗脳され、

  • 「あれも欲しい!これも欲しい!」
  • 「もっともっと楽しみたい!」
  • 「他人よりも幸せな毎日を過ごしていることをアピールしたい!」

と、足りないものばかりに目を向けさせられ、本当はどうでもいい承認欲求に追い立てられています

 

HSPのあなたはそんな生活にうんざりしていませんか?

「私は私。どうでもいい競争社会から降りて、ひっそりと静かに過ごせればそれで充分」と思っていませんか?

 

それで全然いいんですよね。

 

日本社会で生きる社会人としての義務(勤労の義務・納税の義務)さえ果たし、人様に迷惑をかけるような行為をしなければ、今あるものに幸せを感じ感謝する生活=静かな生活を目指すことは何ら悪いことではないんですよね。

 

もしもHSPのあなたが「本当はしたくない競争」に巻き込まれているようでしたら、一日もはやくそのレースから降りてしまうことをオススメします。

そのレースに参加し続けることは、HSPのあなたに本当に必要なことですか?

 

HSPとヒュッゲな暮らしは相性がいい

HSPとヒュッゲな暮らしは相性がいい

 

国民の幸福度が全世界の中でもトップクラスに高いデンマーク。

そのデンマークで暮らす人々が大切にしているのが、ヒュッゲな暮らしです。

家族や友達との時間を大切にする(HSPは一人で過ごす時間も)

仕事はなるべく定時で終わらせる(ワーク・ライフ・バランス)

自然の中で過ごす時間を大切にする

物を大切にする・ミニマムに暮らす

心と体に優しい空間づくりを心掛ける

手作りの物のあたたかみを大切にする

今あるものに幸せを感じ感謝する

ココに挙げたのはヒュッゲの代表的なものですが、HSPの生活スタイルと相性がいいと思いませんか?

 

ボクはヒュッゲな暮らしこそが、HSPののぞむ生活といっても過言ではないかとすら思っています。

 

情報過多で刺激が多すぎる現代社会日本。

その利便性の恩恵を受けることは悪いことではありません。

ですが、流されてしまっていてはHSPが求める本当の幸せの形を見失ってしまうのではないでしょうか。

 

ヒュッゲな暮らしを現在の暮らしとを照らし合わせ、HSPのあなたが大切にしたい生活を見極める一つの手段となれば幸いです。

さて、ボクももう一度見直してみることとします。