HSP診断テスト

HSP診断テスト②:心理療法士「イルセ・サン」バージョン(全48問)

HSP診断テスト・イルセ・サン版

いろんな刺激に敏感で、普通に生きているだけで凄く疲れてしまうんだけれど、これってHSP「Highly Sensitive Person」(ハイリー・センシティブ・パーソン)=「非常に敏感な人」「とっても繊細な人」だからなのかな……?

敏感+繊細で刺激が多い現代社会を生き抜くのってとっても疲れますよね。

ボク自身もHSPという概念に出会うまでは、「なんでこんなに生きにくいんだろう……」と八方ふさがりの状態で悩んでいました。

 

漠然と繊細過ぎて生きにくい……と悩んでいても状況は変わりません。

HSP診断テストを行うことによって自身が「どんな部分に強く敏感で繊細なのか?」ということを知ることができます。

 

自身のHSPの傾向を知ることによって、戦略的に刺激に対する向き合い方、対処方法を明確にできるため、今後のHSPとしての生活・行動がしやすくなるのです。

 

今回はデンマークの心理療法士であるイルセ・サン版のHSP診断テストを紹介します。

HSPの第一人者であり、HSPという概念の生みの親であるエレイン・N・アーロン博士の診断テストとの違いは、

エレイン・N・アーロン版
=Yes/Noの二択方式。

イルセ・サン版
=0~4点の点数方式でより細かい診断ができる。

というところです。

ただエレイン・N・アーロン版は全27問なのに対し、イルセ・サン版は全48問と多いため、すぐに自身がHSPであるかどうかを知りたい方はエレイン・N・アーロン版の利用をお勧めします。

HSP診断テスト①:第一人者であるエレイン・N・アーロン博士版HSP診断テストの中から第一人者であり、HSPという概念の生みの親であるエレイン・N・アーロン博士の診断テストをご紹介します。...

 

時間的に心身的に余裕があり、より詳しく自身のHSP度について知りたい方は、このイルセ・サン版で診断してください。

イルセ・サン版のHSP診断テストの次に、ボク自身の診断結果も載せているので「他の人はどんな感じなんだろう?」と気になる方は読んでみてください。

 

それでは、HSPかもしれないあなた自身をよく知るために、あまり深く考えすぎずに直感的に感じるままにテストをしてみてください。

あなたが人生の次のステップに進むための手掛かりになると思いますよ。

イルセ・サン版 HSP診断テスト利用方法

イルセ・サン版 HSP診断テスト利用方法

 

イルセ・サン著「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」より転載

全部で48項目の質問があります。

各項目に点数を入れてください。

0点:当てはまらない
1点:ほとんど当てはまらない
2点:少し当てはまる
3点:ほぼ当てはまる
4点:完全に当てはまる

 

問が多く点数の計算が少々面倒なので、「詳しく診断したいけれど、疲れているのでなるべく労力は割きたくない……」という方は、自動的にスコア化してくれるサイトがありますので、そちらを利用してみてください。

>>イルセ・サンHSP診断テストを自動スコア化してくれるサイトはこちら⇒HSP診断テスト

 

イルセ・サン版 HSPチェックテスト グループA

イルセ・サン版 HSPチェックテスト グループA

 

 

1:美しい音楽を聴くと、興奮する
__点

2:日々、どんな失敗が起こりうるか予測して対応策を考えることに多くの労力を費やしている
__点

3:新たな可能性や選択肢に気づくのが得意だ
__点

4:すぐにインスピレーションを受けて、よいアイデアをたくさん思いつく
__点

5:この世には耳で聞き、目で見るよりもたくさんのものがあることを知っている
__点

6:痛みを感じやすい
__点

7:ほかの人にとってはささいに思えることにさえ、打ちのめされてしまうことがある
__点

8:毎日、一人でいる時間が必要だ
__点

9:1人になって休憩する時間がないまま他人とずっと2、3時間以上も一緒にいなくてはならないと、疲れ果ててしまうことがよくある
__点

10:緊迫した空気が流れていると、その場から離れたくなる
__点

11:誰かの怒りを感じるとたとえ自分に向けられていなくても、ストレスになる
__点

12:ほかの人の痛みが、自分の神経の奥深くに入り込んでくる
__点

13:不愉快な驚きや誤解を避けるために、いろいろと手を尽くす
__点

14:創造力がある
__点

15:時々、芸術作品を見ていて、喜びで胸がいっぱいになることがある
__点

16:大量の情報や刺激にすぐに耐えられなくなってしまう(とくに一度に複数のことをしているときには、他の人と比べて、わずかな刺激でも反応しやすくなってしまう。たとえば、ネットで情報を検索しているときに、話しかけられるのはストレスになる)
__点

17:遊園地・ショッピングセンター・スポーツイベントといった非常に刺激が多いところに行くのは好きではない
__点

18:テレビなどで暴力シーンを観ると、その後何日間も影響されてしまう
__点

19:ほかの人よりも、考えることに時間を使う
__点

20:動物や植物の状態を感知するのが得意
__点

21:美しい自然を見ると、心の中が歓喜の声でいっぱいになる
__点

22:常にアンテナを張っていて、周囲の人がどんな気持ちでいるか察知することができる
__点

23:良心が痛んで後ろめたい気持ちになったり罪悪感を抱きやすい
__点

24:仕事中に誰かに監督されていると、ストレスを感じる
__点

25:真実が何かを見抜くのがうまく、他の人の欺瞞にもすぐ気づく
__点

26:すぐにびっくりしてしまう
__点

27:強いつながりを持ち、深く交流できる
__点

28:ほかの人が不快に思わないような音も、ひどくいら立たしく思えることがある
__点

29:勘がよい
__点

30:1人の時間を楽しめる
__点

31:流れに任せて即座に行動することはめったになく、たいていの場合、よく考えてから動く
__点

32:大きな音・強烈なにおい・鋭い光をひどく不快に思うことがある
__点

33:ときどき、穏やかに落ち着いたところで休憩する必要がある
__点

34:お腹が空いたり、寒いと感じたりしたとき、そのことがなかなか頭から離れない
__点

35:涙もろい
__点

*グループA:合計____点

 

イルセ・サン版 HSPチェックテスト グループB

イルセ・サン版 HSPチェックテスト グループB

 

36:事前準備なしに、新しい体験に飛び込むことが好きだ
__点

37:相手の裏をかいて、自分の言い分を通せると、満足な気分になる
__点

38:社交の場で疲れることはない(席を外して一人になって休憩をとることもなく、雰囲気が良ければ、朝から晩まで楽しめる)
__点

39:サバイバルなキャンプが好き
__点

40:プレッシャーを感じながら働くのが好き
__点

41:うまくいっていない人は、その人自身に責任がある場合が多いと思う
__点

42:自分の周りで何が起きていようと影響されることはなく、エネルギッシュでいられる
__点

43:パーティーではいつも自分は最後のほうに帰る
__点

44:心配しすぎることはめったになく、いつも冷静に対処できる
__点

45:週末は、友人たちとコテージなどで過ごすのが好きで、途中、輪から抜けて一人の時間は特に必要ない
__点

46:友人や知り合いが突然やってくるサプライズ訪問が大好きだ
__点

47:あまり寝なくても大丈夫だ
__点

48:花火や爆竹が好きだ
__点

*グループB:合計____点

 

イルセ・サン版 HSPチェックテスト 診断結果の見方

イルセ・サン版 HSPチェックテスト 診断結果の見方

 

グループAの合計点からグループBの合計点を引いてください。

これがあなたの感受性の値です。

グループA:__点-グループB:__点=HSP度___点

 

値が60以上なら、HSPである可能性があります。

この値はマイナス52~プラス140の間の数字になるはずです。

数字が大きければ大きいほど、敏感ということになります。

 

)このテストは完全ではないと思っておいてください。

テストの結果がその人の性質すべてを十分に表すわけではありません。

包括しきれない面がたくさんあるはずです。

またテストを受けた日の気分によって結果は変わってきます。

このテストはあくまで自分の敏感さを知るヒントであり、それ以上には受け止めないでください。

 

ボクのイルセ・サン版 HSP診断テストの結果

ボクのイルセ・サン版 HSP診断テストの結果

 

ボクはエレイン・N・アーロン博士版のHSP診断テストの結果は24/27点でした。

イルセ・サン版のHSPチェックテストの結果も111/140点という高い数値であるため、敏感度が高い=HSPという結果になりました。

 

ボク自身の具体的な刺激に対する敏感度を挙げていますので、あなたの結果と比較していただき「HSPでも様々な違いがある」「あ、私と同じHSPの人もいるんだ」という理解の手助けになれば幸いです。

 

*グループAの結果

1:美しい音楽を聴くと、興奮する
4点

この問いに対しては「美しい」=「好みの音楽」ととらえて回答しました。

ボクは音楽が大好きで、とくにYouTubeで洋楽・邦楽PVをヘッドフォンで聞きながら見るのが大好きなのですが、週末の夜はお酒をたしなみながら「一人音楽フェス」をやるほど盛り上がります。

ですが「音」に過敏なためすぐ耳が痛くなってしまうので、休憩を入れながら数時間続けてしまうほどです。

 

2:日々、どんな失敗が起こりうるか予測して対応策を考えることに多くの労力を費やしている
4点

仕事の場合は特に「安全第一」という工事現場に掲げられている標語(?)を心の中で唱えながら、リスク管理には多くの時間と労力を割くようにしています。

万が一ミスや事故を起こしてしまい「あの時、○○していれば……」という後悔を絶対にしたくないという思いが強いのです。

なので不安が強く、緊張状態が長く続くためへとへとに疲れてしまうことが多いです。

 

3:新たな可能性や選択肢に気づくのが得意だ
2点

時と場合によります。

十分に心身を休ませることができていて、体調いいときは自分でもびっくりするようなアイデアが浮かぶ時もありますが、あまり多くはありません。

 

4:すぐにインスピレーションを受けて、よいアイデアをたくさん思いつく
2点

これも問3と同様で、時と場合によります。

よいアイデアをたくさん思いつけるような人間になれればいいとは思いますが(汗)

 

5:この世には耳で聞き、目で見るよりもたくさんのものがあることを知っている
3点

「たくさんのもの」=「心や皮膚感覚などで感じるもの」ととらえて回答しました。

心の動きや場の雰囲気、オーラ的なものを感じやすい、そういうものが世界にはたくさん溢れているということだと思います。

パワースポットにいくとたくさんのエネルギーを充電できるような人=HSPは、4点なのではないでしょうか。

 

6:痛みを感じやすい
4点

これはもぉ、絶対的に断言できます。

なので自身の体調に目が向きすぎてしまい、疲れやすい大きな要因の一つになってしまっていると感じています。

日常的に胃の痛み、頭痛(緊張性頭痛)、肩こり、腱鞘炎の痛みを人一倍強く感じて生きてきたため、痛みとの共存がボクの人生ともいえます。

 

7:ほかの人にとってはささいに思えることにさえ、打ちのめされてしまうことがある
4点

非HSPの友人ならばすぐに忘れてしまえるような、ささいな嫌な出来事(刺激)に大きなダメージを受けてしまい、数日間引きずってしまいます。

たとえば、学校や職場で誰かに悪口(ささいな内容)を言われているということを聞いた場合、最短でも1週間以上は鉄の球を胸に打ち込まれたような辛さ、不快感、ダメージを引きずってしまいます。

 

8:毎日、一人でいる時間が必要だ
4点

これはもう、圧倒的にYES!です。

というか、HSPの方でもこれが0点の方はいらっしゃるのでしょうか(大家族の中で育ってこられたHSPの方は、一人の時間は必要ないのでしょうか?)。

「一人の時間の確保」が日常生活において最優先事項といっても過言ではありません。

人間嫌いや人とかかわることが嫌なわけではないのですが、一人の時間も絶対的に必要なのです。

 

9:1人になって休憩する時間がないまま他人とずっと2、3時間以上も一緒にいなくてはならないと、疲れ果ててしまうことがよくある
4点

とくに威圧的な人・苦手な人と一緒に2~3時間も過ごさなくてはならない状況は、本当に地獄のような体験です。

ヘトヘトに疲れ果て、肩がガチガチに凝って頭が回らなくなります。

なのでそういう状況にならないよう、リスク管理には最善を努めます(事前に情報を収集してそのような時間には必ず席を外せる用事を入れておく、うまく逃げだせる理由を何通りも考えておくなど)。

 

10:緊迫した空気が流れていると、その場から離れたくなる
4点

とくにボクをよく思っていない・敵意を抱いている人がいるような「場」ではめちゃくちゃ緊張し、言動がギクシャクして頭が回らなくなるため、すぐにその場から立ち去りたくなります。

また、ボクに直接関係がなくても、誰かが敵対している、ケンカをしているような場合でも、同じような心身の反応が起るため逃げ出したくなります。

 

11:誰かの怒りを感じるとたとえ自分に向けられていなくても、ストレスになる
4点

喜怒哀楽どの感情にも敏感に反応しますが、とくに「怒り」に対してはHSPセンサーというものが過敏に反応します。

職場の上司が同僚を注意している。

同僚が電話でお客様に怒られている。

(子供のころ)親がほかの兄弟を叱っている。

(学生時代)部活で顧問に誰かが怒られている。

このような自分に直接関係がない「怒り」でも、「はやくこの不快な感情が過ぎ去ってください!」と祈るような思いを感じてしまいます。

 

12:ほかの人の痛みが、自分の神経の奥深くに入り込んでくる
4点

エンパスの方のように、他者の痛みを自身も同じように感じてしまうほどではありませんが、「凄く辛いんだろうな……」「ボクにはどうすることもできないけどはやく良くなってください」と、痛みの辛さがビシビシと伝わってきてしまいます。

HSP特有の「他人との境界が薄い」ということを痛感してしまいます。

 

13:不愉快な驚きや誤解を避けるために、いろいろと手を尽くす
4点

ただでさえ刺激に敏感なのに、不愉快な驚きや誤解には非常に大きなダメージを受けてしまいます。

なので「いかに想定外のダメージを受けずに日常生活を送るか?」ということを常に考え、リスク管理をしています。

そのため日々のトラブルは最小限に留めることができていると思うのですが、心身の疲労度がとても大きいです。

 

14:創造力がある
2点

創造力=新しいものを作り出せる能力

となるので、ボクはHSP=創造力が高いと考えるのはどうなんだろうか?という感じです。

というのも、ボク自身が芸術的な創造力があるとも思えませんし、仕事で新たな視点を持った提言をする能力があるとも思えません。

ただ、予測的な不安に対する創造力(?)=リスク管理能力はある程度高いかもしれません。

 

15:時々、芸術作品を見ていて、喜びで胸がいっぱいになることがある
3点

絵画からはあまり大きな感動(喜び)は得られませんが、音楽や映画からは家族や友人がヒクぐらいに影響を受け、感情が揺さぶられます。

映画館で凄い感動した映画のBlu-rayが発売されると知ると、一か月以上前から待ち遠しくてたまりません(笑)

 

16:大量の情報や刺激にすぐに耐えられなくなってしまう(とくに一度に複数のことをしているときには、他の人と比べて、わずかな刺激でも反応しやすくなってしまう。たとえば、ネットで情報を検索しているときに、話しかけられるのはストレスになる)
4点

大量の刺激を浴びてしまう(仕事で複数の責任を同時に負うなど)と心身ともに疲れ果て、回復するのに2~3日以上はかかってしまいます。

マルチタスク(複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して切り替えながら実行すること)をこなすことが非常に苦手です。

無理なわけではないのですが、静かで安心できる環境でないとミスを連発してしまいますし、時間がかかってしまうため作業効率が非常に悪くなります。

基本的に職場で事務仕事をしているときに話しかけられるとストレスを感じます。

パソコンで入力作業をしながら他者からの質問の受け答えをしている人を見ると、神業のように思えます。

 

17:遊園地・ショッピングセンター・スポーツイベントといった非常に刺激が多いところに行くのは好きではない
2点

ボクの場合はHSSの気質もあるので、ライブや演劇鑑賞などのイベントに行くのは大好きです(帰宅後はヘトヘトに疲れますが……)。

ただ、基本的に週末は疲労蓄積状態なので、外出したいとはあまり思えませんし、スポーツイベントなどに積極的に参加するなどということはありません。

 

18:テレビなどで暴力シーンを観ると、その後何日間も影響されてしまう
3点

映画は「作り物」であると割り切れるため、「マッドマックス」「ファイトクラブ」「ターミネーター」などは好きな作品であり、あまり後を引きずることはありません。

ただ、場合によって(精神の興奮状態)は、眠りが浅くなってしまいます。

ただし、ドキュメンタリー系のTV番組での生々しい暴力シーンや、事実の再現シーンなどはめちゃくちゃ影響を受けてしまいます。

ひどい場合はウツっぽくなってしまい、回復するのに1週間以上もかかってしまいます。

なので最近はそのようなTVはまず見ません。

 

19:ほかの人よりも、考えることに時間を使う
4点

起きている間は常に考えているといっても過言ではありません。

とくにリスク管理=想定外の刺激や他者からの攻撃を避けるためにはどのような言動が必要か?なおかつ、自身を裏切らずに生きてくためにはどうすればいいのか?などをよく考えています。

なので脳が常に雑念(モンキーマインド)に支配されてしまうため非常に疲れます。

 

20:動物や植物の状態を感知するのが得意
2点

柴犬K君と同居しているのですが、「今日の体調はどうかな?」「おやつが欲しいのかな?」「散歩に行きたいのかな?」と、よくK君のことを考えます。

ただそれが「状態を感知するのが得意」ということに結びつくのか?よくわかりません。

観葉植物や苔玉なども好きなのですが、水をあげすぎてしまい失敗してしまうこともあるので、得意ではないのかもしれません。

 

21:美しい自然を見ると、心の中が歓喜の声でいっぱいになる
4点

山や海、森などの大自然に包まれると、圧倒されるほどの癒しを享受することができます。

「おお!healing!」と心の中で叫びます。

最近休日はYouTubeで大自然の中でキャンプをする動画ばかりを見ています。

 

22:常にアンテナを張っていて、周囲の人がどんな気持ちでいるか察知することができる
4点

「アンテナを張っている」と意識しているわけではないのですが、アンテナが張られてしまっている状態です。

なので、周りの人の心身の状態がボクの心の中に飛び込んでくるような状態です。

なので周囲からの評価はポジティブな場合は「目配り気配りがよくできる」ですが、ネガティブな場合は「気を使いすぎ」です。

 

23:良心が痛んで後ろめたい気持ちになったり罪悪感を抱きやすい
4点

これはめちゃくちゃありますね。

仕事で心身ともにヘトヘトな状態の時に、他者に対して感情的に物事を言ってしまった後などは、家に帰ってから同じ議題の一人反省会を何回も繰り返し行ってしまいます。

翌日、申し訳なかったと思い相手の方に対して謝罪すると、「え?別に気にしてないよ(笑)」と言われることもよくあります。

もしも犯罪を犯してしまい逮捕された場合、強い罪悪感に苛まれるので、嘘をつき通すことは絶対にできないと思います。

 

24:仕事中に誰かに監督されていると、ストレスを感じる
4点

監督というか、監視される、観察されていると、相手の存在が気になってしまい、仕事に集中して取り組むことができません。

淡々と仕事をこなす素振りをすることはできても、内心ムチャクチャ緊張しているため非常に疲れますし、作業効率が下がります。

 

25:真実が何かを見抜くのがうまく、他の人の欺瞞にもすぐ気づく
2点

真実を見抜くのがうまいのかどうかはよくわかりません。

ただ、「あ、この人、誤魔化しているな」とか「これはウソを言っているな」と感じることは、非HSPの方よりも多いかもしれません。

 

26:すぐにびっくりしてしまう
4点

非HSPの友人から「蚤(ノミ)の心臓」と揶揄されるぐらい、すぐに驚きます。

特に「音」関係や人の気配には敏感に反応してしまいます。

「わっ!びっくりしたぁ~」が口癖の一つであるぐらいです。

 

27:強いつながりを持ち、深く交流できる
2点

友人は多くはありませんが、一部の人とは深い交流(ボク自身や相手の人生の「核」となる部分に触れる話題を話すなど)をすることができています。

ただ「強いつながり」というものがどういうものなのか、漠然としてるのでよくわかりませんが、ボクの想像しているような「どんな時もあなたのためなら力を貸すよ」というような、強いつながりがあるのかどうかはわかりません。

 

28:ほかの人が不快に思わないような音も、ひどくいら立たしく思えることがある
4点

ボクのHSPとしての最大の問題点が「音」に敏感すぎることだといえます。

家では無音状態でないと眠ることができません。

疲れて神経が過敏になっているときは、隣の部屋の冷蔵庫のモーター音すらも気になってしまいます。

なので「カチカチ」と秒針の動く音がする目覚まし時計を枕元に置くなどは、言語道断です。

職場では他人のタイピング音、ペン回しの音、ロッカーやドアの開閉音が気になって仕方がありません。

「音に鈍感だったらどんなに生きやすかっただろうか……」と心から思います。

 

29:勘がよい
2点

勘とは「物事の良し悪しを直感的に感じ取り、判断する能力」なのだそうですが……ボクにその能力があるのか……?よくわかりません。

「この人は気を付けたほうがいい」「この誘いには乗らないほうがいい」ということが当たることもありますし、思い違いであることもあります。

 

30:1人の時間を楽しめる
4点

楽しめるどころか大好きです。

週末に一人で映画や動画を観たり、本を読んだり、ネットをする時間は、絶対的に必要な至福の時であります。

最近は「K君(同居している柴犬)と共に一人キャンプに行きたい」というよく考えています。

友人に「淋しいとは思わないの?」と聞かれたことがあります。

決して淋しいという気持ちがないわけではありません。

ただ、「一人で淋しくて仕方がない」という気持ちはあまり理解できません。

 

31:流れに任せて即座に行動することはめったになく、たいていの場合、よく考えてから動く
2点

ボクはHSSの傾向もあるため、時々衝動的に行動してしまう(Amazonで琴線に触れたものを見つけたとき、衝動的にポチってしまう)ことがあります。

ただ、人間関係、仕事の責任が絡むものに関しては「見る前に飛べ!」と、勢いで決断してしまうことはありません。

石橋を叩き壊してしまうぐらいに考えます。

この問いに関しては50%/50%という感じです。

 

32:大きな音・強烈なにおい・鋭い光をひどく不快に思うことがある
4点

「音」については他の問いで解説してきましたので、ここでは「におい」と「光」についてお話します。

「におい」については鼻炎があるためか、それほど敏感ではありません。

ですが自宅以外のトイレは極力使いたくない、強い香水・芳香剤の匂いには気持ちが悪くなるという程度の敏感さはあります。

「光」については「音」の次ぐらいに過敏で、パソコン・スマホの明るさは60~70%ぐらいにしています。

疲れているときは蛍光灯の光りが眩しすぎるため、自宅では真っ暗の中で入浴したり、夜間に部屋の電気を消してベランダに出てホッとすることがあります。

 

33:ときどき、穏やかに落ち着いたところで休憩する必要がある
4点

ボクが仕事を選ぶうえで凄く重要なことは、「仕事中に一人になれる時間(15分以上)を確保できる」ということです。

人間関係の中で張り詰めた緊張感をほんのひと時でも弛緩させることができる時間がないと、毎日ヘトヘトに疲れ果ててしまうのです(週末はほぼ抜け殻状態で充電することしかできない)。

たくさんの人が頻回に出入りするオフィスで、一日中会議や打ち合わせ、商談をしなくてはならない仕事は絶対に選びたくありません。

 

34:お腹が空いたり、寒いと感じたりしたとき、そのことがなかなか頭から離れない
3点

空腹ももちろん気になりますが、ある程度はガマンをする、やり過ごすことはできます。

ですが、寒さに関しては非常に敏感です。

夏場にエアコンの風が直接当たる席には耐えられません。

春から夏、夏から秋などの気温差の激しい季節の変わり目には、「もう一枚(上着を)持ってきておけばよかった!」と後悔したくないので、必ず着脱が容易な服装で多めに上着を持って外出します。

 

35:涙もろい
4点

これはもぉ、子供のころから大人になった今でも変わらないどころか、涙もろさは増してきています。

子供のころは自分がいじめられていなくても、いじめられている人を見ると泣いていました。

大人になった今では、感動する映画「容疑者Xの献身」「パコと魔法の絵本」「カッコーの巣の上で」などを観ると、何回も見ているのに号泣してしまいます。

また、ドラマを連続してみていなくても、泣けるようなシーンを目にすると涙が溢れてきます。

「泣く・涙を流す」という行為はストレス解消になることが科学的に証明されているため、ストレスを溜め込みやすいHSPの防衛機制なのかもしれませんね。

 

*グループA:合計118点

 

*グループBの結果

36:事前準備なしに、新しい体験に飛び込むことが好きだ
0点

まずありえません。

石橋を叩き壊してしまうようなタイプなので、転職・引っ越しなどをやむを得ずしなくてはならないときは、徹底的に事前準備=情報収集を行います。

ネットでの情報収集以外にも、転職でしたら見学、引越しでしたら物件の下見(不動産業者同行以外に個人でも)を必ず行います。

完璧ということはありえないので妥協点が必要なのですが……なかなか難しく、事前準備で疲れてしまうことが多々あります。

なので、転職・引越しなど環境が大きく変わってしまうような決定をするときは、じっくり・しっかり情報収集をするために、できる限り有給休暇を取るようにしています。

また、
何か新しい習い事やコミュニティーなどに参加するのにも不安が強いため、情報取集ばかりしてしまってなかなか前に進めないというもどかしさがあります。

 

37:相手の裏をかいて、自分の言い分を通せると、満足な気分になる
2点

負けず嫌いなところがあるため、正しいと思っている自分の意見が通ったときは満足というか、うれしい気持ちになることもあります。

ただ相手の裏をかくことに長けている、策士のようなタイプではないとは思います。

 

38:社交の場で疲れることはない(席を外して一人になって休憩をとることもなく、雰囲気が良ければ、朝から晩まで楽しめる)
0点

大勢の人からあらゆる方向から刺激を受けてしまう社交の場への参加は、基本的には避ける選択をします。

参加した場合も「はやく家に帰りたい」「一人になりたい」と思ってしまうことがよくあります。

ただしHSSの傾向もあるため、社交の場がすべてが嫌いなわけではありません。

楽しい人、知的な人、趣味が合う人と語り合いたいという気持ちもあります。

ですが社交の場で刺激を受けすぎた翌日は「しばらくは静かに暮らしたい……」と、エネルギーが枯渇した状態になってしまいます。

 

39:サバイバルなキャンプが好き
0点

まったく望みません。

日常生活ですらHSPであるボクにはサバイバル的な感じであるのに、休日にサバイバルなキャンプをして過剰な刺激を受けたいとは思いません。

ただし、キャンプを否定しているわけではありません。

事前準備と情報取集をしっかりとして、大自然の中でのんびりと安心できる時間を過ごせるようなキャンプはぜひやってみたいと思っています。

 

40:プレッシャーを感じながら働くのが好き
0点

世の中にはプレッシャーを感じながら働くのが好きな人もいる……同じ人間なのだと思うと不思議な感じです。

格闘家・冒険家・F1レーサーなどさまざまな仕事=生き方があるため、否定する気持ちはありません。

ですがそんな過酷な生き方は絶対に選択しません。

仕事を選ぶうえで重要視していることの一つに、プレッシャーが少ないということがあるぐらいですから。

 

41:うまくいっていない人は、その人自身に責任がある場合が多いと思う
2点

HSPという概念に出会うまでは、「努力が足りない」「ガマンが足りない」「すべて自身の責任」だと思い込み、自分で自分を追い詰めていました。

そして、いまでもまだその気持ちが完全にぬぐい去れているわけではありません。

人生には努力や根性だけでは乗り越えられない部分、生まれ持っての才能や気質、運という要素も大きく絡んできているということは頭ではわかっているのですが、まだ腑に落ちてはいないのです。

 

42:自分の周りで何が起きていようと影響されることはなく、エネルギッシュでいられる
0点

このように生きられる人を本当にうらやましく思います。

ただ、些細なことに動揺してしまうボクとはウマが合わないようには思えますが……。

 

43:パーティーではいつも自分は最後のほうに帰る
2点

基本的にはパーティーのような集まり(飲み会など)には、積極的に参加したいとは思いません。

ですが、参加するとなかなか帰ることができません。

その理由は2つあります。

一つはHSS(刺激追求型HSP)の傾向があるため、自分の興味のある刺激、ワクワクするような刺激、楽しい刺激ならば受けたいという気持ちがあるからです(あとからヘトヘトに疲れますが)。

二つ目は「はやく帰ってしまうのは主催者に申し訳ない」、「はやく帰る人がいると場の空気が悪くなってしまうのではないか?」と気を使いすぎてしまう、思い込みが強いからです。

なので刺激に耐えるために(感覚を麻痺させるために)お酒を飲みすぎてしまい、翌日は心身の疲労感+罪悪感+二日酔いで後悔する……という経験はボクだけでしょうか?

 

44:心配しすぎることはめったになく、いつも冷静に対処できる
0点

不測の事態にも動揺せず、冷静沈着に対応できる人……本当に素敵だと思います。

ですがボクは心配性でささいなことに動揺してしまいます。

仕事などで予想外の事態が起こると心臓がバクバクし、頭が真っ白になってしまいます。

HSPとしてなんとか社会経験を積んできたため、パニック状態になることも少しは軽減できるようになっては来ましたが……まだまだです。

 

45:週末は、友人たちとコテージなどで過ごすのが好きで、途中、輪から抜けて一人の時間は特に必要ない
0点

冬場や季節の変わり目などはとくに心身にダメージを受けやすいため、週末はできる限り一人で過ごす時間を確保するようにしています。

週末に気の合う友人などとキャンプをして、潤沢な時間を過ごすことにもあこがれはあるのですが……まだ実現できてはいません。

その大きな理由の一つが、「一人の時間が確保できないのではないか?」「気を使いすぎて疲れ果ててしまうのではないか?」というものなのです。

 

46:友人や知り合いが突然やってくるサプライズ訪問が大好きだ
0点

どんなに親しい友人でも、突然の訪問は止めてほしいと思います。

心の準備ができていない状態での訪問は、不意打ちのようなダメージを受けてしまうからです。

ボクは突然の訪問は「失礼なこと」「礼儀知らずなこと」だと思っています。

 

47:あまり寝なくても大丈夫だ
0点

20代前半まではすぐに疲れてしまう自分が許せなくて、無意味に睡眠時間を削ったりしていましたが、あの頃は心身ともにボロボロでした。

ですが現在は「睡眠時間」と「睡眠の質」をとても重要視しています(マインドフルネスの実行と平日の禁酒など)。

日常生活を送るうえでまずは睡眠時間の確保を行い、残った時間をどう割り振るか?ということに頭を使います。

睡眠時間と質はHSPにとって非HSPの人以上に重要なことだと思います。

 

48:花火や爆竹が好きだ
1点

花火は音は好きになれませんが、視覚的に美しいので少しは好きです。

ですが積極的に花火大会に行きたいとはみじんも思いません。

爆竹はとてもびっくりするので大嫌いです。

 

*グループB:合計7点

 

グループA:118点-グループB:7点=HSP度:111点(最高値140点)

 

値が60以上ならHSPである可能性があるということなので、111点という高い数値のボクはHSPであることは間違いないようです。

 

ちなみにHSPの第一人者であるエレイン・N・アーロン博士版:HSP診断テスト結果は、27問中14個以上がHSPでボクは24個が該当していました。

HSP診断テスト①:第一人者であるエレイン・N・アーロン博士版HSP診断テストの中から第一人者であり、HSPという概念の生みの親であるエレイン・N・アーロン博士の診断テストをご紹介します。...

 

日本の精神科医「保坂隆Dr」バージョンのHSP診断テストでは30問中20個以上「はい」がHSPで、ボクは22個が該当していました。

 

 

まとめ

 

このデンマークの心理療法士であるイルセ・サン版のHSP診断テストは、根底はHSPの第一人者であるエレイン・N・アーロン博士版と共通しています。

ですがさらに深く、細かく自身のHSPの度合いについて評価し、知ることがでるので、実施してみる価値は十分にあったのではないでしょうか。

 

あなたのHSPの診断結果とボクの診断結果を比較して、どう思われましたか?

  • 「わかる!私も同じことで悩んでた!」
  • 「う~ん、私とは少し違うかも……」
  • 「私はこう感じてたんだけれど、こういう人もいるんだ!」

さまざまな思いを抱かれたことでしょう。

 

HSPの診断結果は他の人はどうなんだろうか?

私だけが異常なのだろうか?

というようなあなたの不安が少しでも解消できるお役に立てることできたならば幸いです。

 

HSPであるあなたの「気質・特性」を受け入れ、よく知り、「HSPとして刺激の多い現代社会をどう生きていくか?」を戦略的に考えていきましょう。

そのあなたの手助けになれるよう、ボク自身も救われるよう、HSPのための情報発信をこれから続けていきたいと思っています。